建設業界若者インタビュー建設業界で働く若者たちに熱い思いを語っていただきました!

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藤本工業(株)建築部 島本夏希さん

「地元で働きたい、好きなインテリアやデザインの仕事がしたい」という思いから、生まれ育った防府市に本社を置く総合建設業の藤本工業(藤本利範社長)に入社した。やっと社内研修なども終わり、現在、建築現場で日々奮闘している。そんな島本さんに、建設業に入るきっかけや目標などを語ってもらった。(山口誠)

建設業に入るきっかけは…

 高校では機械科へ進みましたが、昔からインテリアやデザインに興味があり、好きなことにチャレンジしたいという思いから、建築関係の専門学校に進学、そこでいろんなことを学んで、ますます建築の仕事がしたいという思いが強くなったのがきっかけです。

建設業に入ってギャップとか感じましたか…

 入社するまでは、職人気質な業界なので厳しいだろうなぁと、少し不安はありましたが、特に厳しいとかハンディとかは感じませんでした。うちの会社は、今、女性建築技術者は私1人(ただいま養成中ですが…苦笑)ですので、上司や先輩から丁寧に教えてもらい、私も分からないことは、どしどし聞いています。あとは現場の方々とのコミュニケーションが大切だと感じました。勇気を持って現場の方々とのコミュニケーションを取っていこうと思っています。職場はアットホームで、会社の一員として温かく迎え入れてもらい”がんばろう”という気持ちが強くなっています。

これまでの業務は…

 入社して、すぐに協会の新人研修に参加し、いろいろな人と円滑に仕事を進めるためになくてはならない心得や言葉遣い、身だしなみ、電話応対などのビジネスマナーを教えていただきました。それから社内研修で書類の作成や工程・安全管理、また、建築現場にも同行し、写真を撮ったり、トランシット測量、レベル測量なども行い、一連の工事の流れを学びました。

今の業務は…

 約3カ月の社内研修後、防府市内の幼稚園の建築現場を担当しました。現場監督の補助的な業務がメインです。次の現場でも早く現場に慣れ、キャリアを一歩一歩積み上げて行きたいと思っています。

今後の目標は…

 最終的には一級建築士、一級建築施工管理技士を目指しています。自分のスキルアップを図るため、今年は二級建築施工管理技士に挑戦します。欲張りかもしれませんが、インテリア・内装の業務にも携わりたいので、インテリアコーディネーターの資格も取って、将来的には、住まい(建物)の快適な空間を提案し、お客さんに喜んでもらいたいと思っています。これからしっかり勉強して頭に叩き込み、現場の方々の足を引っ張らないようがんばります。

女性の活躍については…

 女性にとって、いろいろな面で建設業の敷居が高いというイメージが強く残っていると感じます。しかし、今は、社会的にも産休や子育ての支援などの環境が整ってきたと思います。女性に優しい現場環境、働きやすい職場環境を整備することで、女性の活躍の場はもっと広がっていくと思います。

プロフィール

防府商工高校機械科卒業後、広島工業大学専門学校建築学科に進学、2021年3月卒業、同年4月藤本工業へ入社、建築部に配属。座右の銘は「切磋琢磨」。趣味は絵を描くこと、トランペットを吹くこと。特に似顔絵を描くことが好き。防府市出身。20歳。

2021/08/31