建設業界若者インタビュー

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(株)オホギ 調色工場主任 川角彩さん

 「一滴の塗料で色の変化があったり、色見本に近づけたりすることに面白さがあり、達成感もある」と調色の魅力を語るのはオホギ(下松市南花岡1丁目、藤本隆之社長)の川角彩さん。同社に入社するきっかけは「小さい頃から絵を描くのが好きで、中学・高校では美術部に所属していた。仕事を探していた時、求人票に色を使った仕事だと載っていた。もともと色に興味があり、どのようなことをするのだろうと思い今の会社に就職した」と話す。

 今の仕事は「CCM(コンピューターカラーマッチング)調色機で色を読み取り、機械が示した数値の顔料を混ぜて色をつくっている。CCMを使えば、その場で色の原色を割り出すことができ、その色をつくるための配合を教えてくれる。機械の指示通りではつくれない色もあり、その場合は自分の目で見て補色するが、入社した頃は経験が浅くわからないことが多かった。原色に近い色やメタリック系は機械でもつくるのが難しく、小量を紙コップに入れて少しずつ色を加え、同じ色になるようにその作業を繰り返した。また、見る方向や屋内、屋外などによって色が違って見えるので、斜めから見るスカシと正面から見た時に同じになるように合わせるのはまだ難しく、経験豊富な営業の人にチェックしてもらっている」。

 作業の中で大変だったことや工夫していることについては「先輩からは、種類によっては塗料がこぼれやすいものがあるので小分けにして混ぜ合わせるなどのコツも教えてもらったが、仕事はとにかく経験を重ねることが重要だと思った。また、ウレタンやシリコンなどいろいろな樹脂があるがそれぞれ含量が違い、水性塗料だと乾いた時に赤味が出やすく、それを想定しながら調色をしている。油性である車の塗料の方が種類は多く色を近づけやすい」と語った。

 オホギでは、藤本社長の方針で女性が輝き働きやすい職場づくりを行っており、社員の有休取得率は高く、特に女性の有休取得率は65%となっている。そのような職場で働く川角さんは6歳と7歳の子供を育てている二児の母でもあり、仕事と子育ての両立について「以前介護の仕事をしていたが、人手不足の中で休んだりすると他の人にしわ寄せが行き、入所者が急変することもあるため有休などは取れなかった。今の職場は、周りの人の協力もあり、また自分で計画してそれに沿って作業しているので時間単位で有休も取得できる。子供の学校行事にも参加でき、先月は下の子の入学式にも参加した。また、完全週休2日ではないが、日曜祝日は休みで土曜は半日の勤務はあるが隔週の休みがあり、さらに残業もなく定時で帰宅できるので家族との時間も取れる」と働きやすさをアピール。

 今後の目標について、「子育て中でプライベートな時間もなく資格を取ったりする余裕もないが、子育てが一段落すれば塗料調色技能士を取得するための勉強を始めたい。また、見ただけで色の種類を判別して即座に調色できるようになりたい」と意気込む。

プロフィール

2015年12月に入社。座右の銘は、いつも支えてもらっている周りの人に感謝する気持ちを持ちたいため『感恩報謝』。
趣味はカラオケで90年代から最近の曲まで歌い、お気に入りのアーティストはAAA。
1994年6月23日生まれ。下松市在住。

2021/06/01