建設業界若者インタビュー建設業界で働く若者たちに熱い思いを語っていただきました!

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(株)巽設計コンサルタント建築部 岡田彩李さん

 今年4月、巽設計コンサルタント(光市、光井謙二社長)に就職した岡田さん。「少しプレッシャーを感じますが、将来の夢(コミュニティセンターなど公共施設の建築設計)の実現に向けて、皆さんと一緒にがんばりたい」と意欲を燃やす岡田さんに、建設業に入るきっかけや目標などを聞いた。

建設業に入るきっかけは

 昔から将来なりたい職業が薬剤師、グラフィックデザイナー、食品(お菓子)メーカーの開発者等々、コロコロ変わっていました。大学進学も就職も、最後は直感で決めました(苦笑)。しかし、今思うと母方の祖父が大工、父親が建築関係の仕事をしていたことは進路を決める上で、大きな影響があったのかもしれませんね。それと美術が好きだったこと、発表がうまくなりたいという思いも最後に進路を決めた理由の一つでした。

女性のハンディは感じましたか

 社内は歓迎一色で、逆にその分プレッシャーを感じました。女性ということで、皆さんから親切丁寧にアドバイスしてもらい、私としてはメリットの方が多かった気がします。その分、応えなくてはいけないという、新たな闘志も湧きました。

これまでの業務は

 入社して約1週間はビジネスマナーやうちが手掛けた建物を見て回り、一連の流れを学びました。その後、模型作り、定期報告の現地調査、画像の合成、3Dの修整・複製などを行ってきました。今は意匠設計部門の第一線で、先輩たちに教えてもらいながらでも、自分もその一員として活かされていることにワクワクしながら取り組んでいるところです。

建築の楽しさは

 建築を学んできて、学んだ知識を創造し、それを活用しながら町の建物を見る時や人と会話する瞬間です。建築の好きな方と会話していると不思議なことに私も建築の仕事がさらに好きになっていきます。これまで何とも思わなかった町に建つ建物も造った人の思考を想像し、発見することもたくさんあります。いつか私が造った建物を見て、そう思ってくれる人が多く出てくるようにがんばりたいと思っています。先輩たちから建物の計画から設計、監理などの流れを聞くたびに、建築の新しい魅力に気づくことがたくさんあります。

次なるステップアップ、目標は

 1級建築士の資格取得です。先輩のアドバイスを受けながらがんばりたいと思います。先輩から言われたお客さんの意向(思い)、現場周辺や景観形成への配慮などを心に刻んで、いつかコミュニティセンターなど公共施設の計画から設計、監理まで行える巽の一員としてお客さんの満足(笑顔)、自身の達成感を味わいたいと思っています。そして、現状に満足することなく挑戦する気持ちを持ち続けたいと思っています。

女性の活躍については

 どの業種も同じですが、男性、女性とも得手不得手があります。私も含め早く見分け、それをフォローできる環境づくりが大切です。それと女性に限って言えば、子育て支援・応援など女性を受け入れる環境が整っていることだと思います。

プロフィール

 光高校卒業、近畿大学工学部建築学科に進学、2021年3月卒業、同年4月巽設計コンサルタントへ入社、建築部に配属。好きな言葉は、『星の王子さま』という本に出てくる「本当に大切なものは目に見えない」。好きなスポーツはソフトテニス。たまに仲間と楽しんでいる。これがストレスや運動不足解消に役立っているとか。1999年2月24日生まれ。光市出身。

中建日報 2021/12/13